「天地明察」を読みました。
実は映画見てからにしようと思っていたのですが、
職場の昼休みに隣の課の人が読んでいて
「あ、それ今度映画になるんですよね」
と声をかけたら
「もうすぐ読み終わるから貸すよ」
と言われ、遠慮もできず・・・
読んでみて・・・
おもしろかった!!
囲碁は陣取り・つまり「地」を取り合うゲームなのに、石を置く要所を「星」と呼ぶ。
その世界をうまく絡めて、数学から地の測量・星の観測、そして暦づくりへと話が流れていく。
なのに、これがほぼ実話だとは。
和算の関孝和・地図作りの伊能忠敬に先んじて、このような天才がいたとは知りませんでした。
日本人の数学の強さのゆえんをみた気がする。
受験勉強をしていた頃、幾何学の問題はパズルを解くようでとても楽しかった。
もちろん、冒頭の問題は読むのを中断して解きました。
答えは合っていたけど、本中の解法は結局ネットで確認。うむ、奥が深い。
囲碁もとりあえず解るし、天文関係は最近のマイブーム。
こんなツボだらけの本は久々です。
ちなみに、「春海」と言う男名は子供の頃の少女マンガにでてきてよく覚えているんだけど、こういう風流な由来だったんだな~。
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