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ジョジョ展に行ってきました。 [その他]

早々と土日券が売り切れてしまったジョジョ展。

泣く泣く(←嘘)年休を取って行ってきました。

2週間前に入場引換券を買っておいてよかった。
その後すぐに前日完売になったもんなー。

いっさいのネタバレをシャットアウトして臨んだ当日。

入場時間指定制なので、遅れないように行くつもりが、田舎者丸出しで六本木ヒルズの中を右往左往。
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開始時間ぴったりにチケットカウンターにつけばすでに交換の人たちの行列が。
さらに交換後は、52階まであがるエレベーターの前で行列。
あがってからさらに、本当の入り口前で行列。

結局12:00にいっとう最初の行列に並び始めてから、40分たってようやく入れた。
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それでも、会場の様子を見ながら少しづつ入場させてくれる心配りがすばらしい。

最初はジョジョの前の短編時代の原画。

あ~懐かしのビーティ君がいる~
育郎がいる~スミレがいる~バオーがいる~アイリンがいる~
(感涙)

見たことのない絵もあって、育郎とスミレのショットの奴のポストカードを買おうと心に決めた。

でも、熱心に見入っているの私くらいだった。
ジョジョから荒木ワールドに入ってきた人が多いと見た。
けっこう女子率高し。

そしてジョジョの各部へ。
壁にはおなじみ効果音が大きくプリントされている。

1部では石仮面がお迎え。
記念すべき第1話のフルカラーページがそのまま展示。
はぁ~ため息~
余白にまではみ出す勢いの画に驚嘆。

エリナのカラー画って無かったのかな~
「Pluck」の文字入り剣の展示あり。

2部ではサンタナさんのお迎えに続いて、水面に見立てた床面を波紋法で歩くアトラクションがあった。

この辺までは、けっこう小さめの絵が多い。
昔は原寸大で描いていたような感じだった。
その指定をはみ出して、紙いっぱいに迫力ある絵を描く荒木先生。
さらに、コミックスの背表紙用の小さなカットも展示。

この辺の絵で、バックの色を表現するのに使ったらしいフィルムがしわになったり剥がれたりしていて、時間の経過を感じた。

3部では承太郎とディオの等身大フィギュアが。
手前に用意されたiPadをかざすと、カメラを通した画面上ではスター・プラチナとザ・ワールドが「オラオラ」と「無駄無駄」の激しいバトルをしてくれる。

4部エリア。
杜王町の大きな地図がど~んと中央にあり、各ポイントにiPadをかざすと、そこでのエピソードが画面で再生される。

5部ではブチャラティの等身大フィギュアに目を潤ませて見入る女性の姿が。
側の壁にはスティッキー・フィンガーで開けられた穴があり、人が通過できるようになっている。

ここにあった絵で、ジョルノが石造りの段に腰掛けていて、その石にはジョルノたちのスタンドが彫り込まれていて、ジョルノの何か憂いている表情がすんごくよかった。

6部はがらりと変わって、床は鉄板。
絵の前には、鉄網フェンスや鉄格子がしつらえていて、まさに刑務所。
そのフェンスの向こう側にはタイヤが転がり、チューブの中にはホワイトスネイク製のスタンドCDコレクションが。
(あああ。欲しい~)
壁はコンクリうちっ放し風。その壁からは、所長さんのワニパペットが飛び出していた。

SBRとジョジョリオンの部はさらっと。
記憶にも新しいし。絵も少ないし。
ただ、こうやって昔の絵をさんざん見た後だと、男性キャラの手足の細さが気になる。
ジョリーンでさえあんなに筋肉ムキムキなのに。

露伴等身大フィギュア(グッチ展にもあった奴?学生服のはためきが素敵)に迎えられて、荒木先生の作業場をイメージした展示。
本物じゃないだろうけどね。

最後には各種コラボの部。
グッチやルーブルでの展示会での原画あり。

そして、オーラスにはジョジョの1コマの中に自分の写真を取り込んで、Google+に掲示されるというアトラクション。
ネットに顔がさらされるが、かなりデフォルメされちゃってるし、人によってはジョジョポーズをうまく使って、顔をごまかす人もいるそうだ。
(デフォルメが荒すぎるので、スルーした)

どこかの部で、荒木先生と最初の編集さんの対談映像が流れていて、大変興味深く拝見させてもらった。

各部に、原画展描き下ろしの画あり。
日本の各地の風景やイタリアなどを取り入れた特別作。
ジョジョメノンでみたブチャラティとジョリーンのツーショットがすてき。
こけしがいっぱいの画では、よく見るとこけしの頭部がいろんなスタンドになっていて探すのも楽しい。

クリント・イーストウッドさんにプレゼントしたという画だけが、複製画として展示されていた。

原画の側に拡大した絵が壁にプリントされていたりするが、絵の色合いがけっこう違っているところがあって、微妙なお仕事なんだろうな~と思った。
(これは、画集にもコメントがあった)

見たことのない絵が結構あって、ファンとして不明を強く恥じる。

お客さんの中には熱狂的な人もいて、某女性二人組なんぞは承太郎のフィギュアを見て
「ぎゃぁ~だきつきたい~ぺろぺろしたいぃ~」
とわめいて他のお客さんに注意される始末。

某男性4人組では、一人が詳しいらしいのだが、ある絵のなかのスタンドが何か思いつかないらしく
「こんなのいたっけ?えっと~・・あのすんげぇ早い奴?(ハイウェイスターのことを言いたいらしい)」
と頓珍漢なことをほざくので、見かねて
「億村の『ザ・ハンド』ですよ」
と教えて差し上げたら
「・・・詳しいんですね・・・」
とひかれてしまった。
(年季が違うわい、若造)

後ろ髪引かれる思いで展示は終了。
ゴマ密団子(冷凍)を買って、グッズコーナーへ。

ポスター・クリアフォルダー・ポストカード・エンブレム・パンツ・イギーストラップなどなどがあり、全商品掲載のカタログが入り口で渡される。
実物展示を見ながら、カタログに購入希望数を記入してレジに行くと買えるという仕組み。

パンツ・エンブレム・ストラップ等人気商品は完売。
ポスターの売れ行きが非常によいようだ。(お客さんの買い方が半端でない)

ポストカードは、非常に残念なことに、描き下ろし10枚組の他は25枚組が4種類・全種コンプが1種類と買い手に優しくない売り方。
(まるで某事務所のようだ)
スミレ&育郎のカードのために\3500は出せず、泣く泣く描き下ろし10枚セットとクリアフォルダ2枚、画集を購入。

この画集、ほとんどのカラー画を網羅している勢いだが、またまた残念なことに印刷品質がいまいち。
もうちょっと紙質を上げてくれたら、倍の値段でも買うぞ。

フィギュアコーナーでは、たくさんの人だかり。
好きな人は好きだもんな~
私は好きでも嫌いでもないけど、制作したバンプレストの流儀が出すぎてる気がしてちょいとがっかりする。

そしてさらなる画集の告知が。
ずいぶん立派な装丁のようだけど、いくらするんだこれ(現在価格未定)。

精算の時、手提げビニールバックが用意されたので、
「すいません・・・あのひも付きのやつでもいいですか?」
と、ナップザックタイプのものを図々しくゲット。
強者は、ポスター大人買いして、バカでかいショッピングバックに入れてご満悦だった。

仙台ジョジョガイドマップや、PS3のオールスターバトルゲームのフライヤーなんぞをゲットしてからの帰り口。
うれしい写真スポットが。

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新宿駅に一時展示があったそうで、ここで見られてうれしかったなぁ~。

名残惜しく退場。
ミュージアムオリジナルのショップにて、数年前にでてた画集と最近の美術雑誌(荒木特集号)をチェック。
重くなるのでアマゾンで後日購入予定。

ここでも、ジョジョグッズが販売されていて、フィギュアは人気だった。

がっつり立ちっぱなしで見たため、腰がいたたたた・・
しかしせっかくの平日にもったいないので、上野のツタンカーメン展に行く。

入場は整理券方式。
ここでもちまちまと待たされて入ったが・・・
う~ん。もっと盛りだくさんを期待したのがいけないのか。
メインのツタンカーメン関係は1/4くらいで、それも小物ばかり。
先代・先々代の王たちの物品の方が大きく、派手だった。

ま、しかたないやね。まだ子供だったんだし。

そして、ジョジョ展の感動に浸りながら帰宅。
さっそく「奇妙な花札」の予約。
ふふふ。楽しみ。


;;
タグ:ジョジョ

富士山が見たくて~御殿場・伊豆探訪記~③ [その他]

朝風呂・朝飯をすませチェックアウト。
この日は(も?)ノープランのため、「近隣の見所」のチラシに載っていたわさび工場の見学にでもいこうかと、確認のTELを入れたら、
「工場見学と言うよりも、窓の外から工程のごく一部をみるだけ」
とのことで除外(工場見学って書くな)。
しかたなく、ひたすら富士山の眺めがいい場所を探すことに。
が、あいにく今日も雲がかかっているなぁ・・・

ただ車を走らせるのもつまらないので、旨いもの巡り旅にすべく検討する。

生シラスがシーズンなので夕べも別注文で食べてみたが、量が少なくてちょっとへなちょこになってる感じだったので、生きのいい生シラスを求めて田子の浦漁港へ向かう。
あえて店ではないところをチョイス。漁港が土日の昼だけ一般向けにやっている簡易食堂で、生シラス丼のみというシンプルさ。
その分、マップが詳細でなく、かなりうろうろしてようやく到着。
しかし、行った甲斐があった。

軽めに盛られたご飯の上にほぼ同容積の生シラスがてんこ盛り。ご飯が足りないと思うくらいのシラスのボリューム。もちろん当日水揚げのぴちぴちさ。
セルフサービスで、漁港の作業場に会議用テーブルを並べただけの食堂だけど、海を眼前に眺めながら食す生シラス丼。
最高でした。これ以上のものはもう食べられないかもしれない。
ちなみにみそ汁にもシラスが。

んで、食い意地張っている二人は、まだ満腹じゃないし桜エビも喰いたいということで、やはり由比漁港内にある食堂を目指す。
ここも、そもそも一般向けでない食堂を土日は解放している感じの場所。入り江の際に立てられた食堂で頼んだ桜エビかき揚げそばは、かき揚げが桜エビ100%。直径約10センチ・暑さ約1センチの中にはいったいいくつの殺生をしてしまったのかと気が引けるくらいのエビの頭数。こちらを見つめる点々とした黒目から目をそらしかぶりつく。
濃厚なかっぱえびせんといった風味に驚愕。

ちょっとおつゆが甘口だったな~。それだけが残念。お国柄ということでしょうがないのか。

シラスといい桜エビといい、海産物は漁港で喰うに限ると認識。海なし県にいるだけに、その有り難みがよくわかる。

腹が膨れたところで、よい景色を見に行くべく美保の松原へ。
富士山がくっきり見えるはずなのに~このカップルもちょっと寂しそう。
(BBは二人の間を割って入ろうとして私に止められた)
天女伝説で有名な松は二代目に代替わりしていた。

そして最後に、日本平へ。
こんな海の近くなのに結構な標高。
山頂まであがれば最高の富士山ビューのはずがここでもアウト。
結局今回一度も拝めず。

遠くにぼんやり見える伊豆半島が結構な標高で、現地でも思ったけどやっぱり山なんだなぁと思った。

レンタカー返却のため、高速で三島へ。
東名を走るのは実は初めてだが、やはり日本の大動脈。
よく整備されてるわー。

三島の市内の道はもう慣れたもので、すいすいっと。
レンタカーを無事返却し、新幹線で東京へ帰って参りました。

一泊分チャラになっているので、まさに安近短な旅行でした。

は~、BBと旅すると楽だなぁ~。

富士山が見たくて~御殿場・伊豆探訪記~② [その他]

どこからでも富士山が見えるというコンセプトのリゾートお宿だが、本日も雲が厚くかかって、全く見えず。

幸い、雨は降らなかったので路面コンデションはまずまずかと。

朝食を済ませ、いざセグウェイへ。
受付に行くと、本日は決行しているとのこと。
危険性の説明(つまり勝手なことはするなと言う内容)を受け、膝・肘のプロテクターを付けてヘルメットをかぶる。
が、髪が多くて、ヘルメットの中に収まらず、妙にヘッドの浮いた変な格好に。

BBと一緒に、インストラクターのお兄さんに乗り方を親切丁寧に教わる。
セイフティ機能がいくつかあり、変なことをしない限り暴走・転倒・けがということはないようだ。
前進・後退・方向転換・スラロームなどを20分ほどレクチャー。
重心移動でコントロールするのだが、思ったよりも簡単。運動神経ゼロに近い私でもOK。スクーターやスキー経験者ならまず間違いなく乗れると思った。
しかし、インストラクターさんからは
「お二人ともホントに初めてですか?(驚) ずっと乗っていたみたいにお上手ですよ」
とお褒めの言葉。(嬉)

30分のフリー走行では、敷地内を抜けてアスレチックコースに行き(すれ違う人々の注目の的)、立ててあるポールを使ってスキー大回転のようにきわどいスラロームをしたり、急ブレーキの練習をしたり、山あり谷ありコースをあえてバックで走破してみたり。
すんごい楽しかった。ああ、録画しておけばよかった・・・

マジで、欲しいと思ったセグウェイ。
お値段は軽自動車一台分くらい。買えないことはない。が、公道は走れないので、私道か私有地・屋敷内限定。それも路面コンディションの影響を受けやすいとなると、う~ん・・・となってしまう。

ちょっと前の鉄腕ダッシュで松岡君がパリの歩道をセグウェイで走り回るツアーに参加していたが、途中の階段は人力でこのくそ重い物体を引き上げなくてはならないため、大変そうだった。
今度パリに行ったら、絶対やってみよう。
ローマでもオベリスク広場で乗れるそうだ。
幸い今回B級ライセンスも取ったし(時の栖限定)。

一汗かいたので、3つ目の温泉にてさっぱりとし、チェックアウト。
もうちょっと大人数でまたここに来ようと思った。

次なる目的地は、伊豆高原の宇宙美術館。
職場の先輩からだいぶ前に勧められて以来、憧れの場所。

途中、国指定史跡の「韮山反射炉」を見物。

江戸末期に大砲を作るため鉄を溶かす炉として作れたもの。当時は日本以外に欧州にも数多くあったが、技術革新で不要・取り壊され、世界で残っているのはここだけ。
こんな簡単なので鋳造をしていたのかと、感心。二人とも工学部出身なので、こういう施設はかなりそそられる。

この後、伊豆の山中をかなり道に迷う。霧にまかれたり、突発豪雨に見舞われたりと、伊豆は「山」なんだなと実感。

なんとか伊豆高原へ向かい、岩崎宇宙美術館に到着。

ここのすばらしさは、書いてるときりがないのでちょっとだけ。
今で言うスペースアートを、数十年も前から、手書きで、本業ではなく、自らの観測データを元に驚くべき精密さで手がけていた岩崎一彰さんの私設美術館。
CGならなんてことのない絵を手書きで仕上げ、理科の教科書に載ったり、LPのジャケットになったり(ショスタコの「革命」で使われているのにはBBと驚喜した。何で「惑星」はないんだ・・)。
たまげたのは、すべての絵のそばに虫眼鏡がぶら下がっていたのと(ある意味必須)、天文学者で有名なカール・セーガンから送られた「あなたの絵を是非私が出す本で使わせて欲しい」という手紙。
観測技術が発達し新発見が公表されると、自分の作品をそのデータに基づいて加筆していくスタイルは普通ではない。
画集を買いたかったが、どうやら出していないようだ。残念。

ちょいと南下しすぎたのでまた延々北上してお宿へ。
この往復の途中で、日スポとデイリーを抜かりなく購入。
遊んでてもeighter活動は忘れませんぜ。

今宵の宿は畑毛温泉・大仙家

普通の&まともな温泉宿だったが、うれしいことに温泉がかなりのぬる湯。いつまでも使っていられるし、湯冷めする感じは全くない。
脱衣場には、芥川龍之介や夏目漱石などの作品が耐水紙に印刷された本が置いてあり、実際に湯船に浸かりながら読んでいるお客さんもいらした。

そして、ここの風呂場では合計5匹の雨蛙が浴室に侵入。湯船に飛び込む前に捕獲し、露天風呂脇の植え込みにリリースを繰り返す羽目に。
女二人が真っ裸で蛙を手に抱えて右往左往する姿は結構シュール。

晩飯もなかなかだったが、ゆっくり食べていたせいか酒が結構回り、この日も先に寝落ちした・・


富士山が見たくて~御殿場・伊豆探訪記~① [その他]

だいぶ古い記録ですが、
7月末に旅友・BBと行った旅行レポです。

事の発端は、今年の冬に(古っ)彼女から
「カードのポイントが使い切れずに貯まったので宿泊券と交換したけどいかが?」とのお誘いから。

タダより安いものはなし。
しっぽを振って付いていくことにしたが、忙しい身でお互いスケジュールがあったのがこの時期。

一泊じゃもったいないので金曜に休暇を取って別の宿を取ったり、レンタカーを手配してくれたりと、ほとんどすべておんぶにだっこ状態。

それはお互い様のようで、彼女も行き先などはほとんどノープラン。
行きの新幹線の中で決めようということに。

東京駅からこだまに乗車。
彼女は品川から乗るので、席を確保しておくべく(悪)早めにホームへ行ったら、まー混んでること。
夏休み入ったもんねぇ・・家族連れが多かった。こだまなら平気だろうと思っていたが危うく立ち席になるところだった。

品川で合流し、グランスタで仕入れた豪華駅弁をかき込みつつプラン策定。
そして三島で下車。
ここは去年の冬に学会で行ったばかりだったので勝手知ったる駅前。
彼女はご両親が近くに住んでるというのにスルー宣言。まぁ、気持ちは解らんでもない。

レンタカーをゲットし、いざ御殿場方面へ出発。
御殿場プレミアムアウトレットなるものもあるが、二人とも興味ゼロ。
まずはBBおすすめの御胎内洞窟へ。


天然記念物だというのに人影はほとんどなし。がら空きである。
すぐ隣が自衛隊の演習場ということもあるのか、あまり人気のスポットではないようだ。
一抹の不安を抱えつつ入り口で入場料を支払う。
150円。安すぎる。

だいぶ前に来たことがあるというBBが入り口のおばちゃんに勝手知ったる感じで
「蝋燭もください。ライター貸してもらえますか?」

は?蝋燭?
「そう、蝋燭1本で中を見るの。」
ひゃー、おもしろそう。

人っ子一人いない森を抜けると神社があり、すぐ脇に入口と出口とがある。
入口そばの棚には燃えさしの蝋燭が残った木杓があり、買ってきた蝋燭に火をつけて立てて、いざ洞窟へ。

暗い。暗すぎるってもんじゃなく、徹底的に光量が足りない。
蝋燭一本がこんなに頼りないものだとは。
(もっと太い蝋燭プリーズ)

あまり早く明かりを動かすと消えてしまうので、そろそろと腕を動かしつつ周囲を確認。
足下は湧き水で湿っていて滑りやすく、突然段差になっていたりするので油断がならない。
天井も湧き水で湿っていて滴が髪に付き、突然低くなっていたりするので油断がならない。
前方は深く、一本道とはいえ手元にマップがなければ左右の感覚さえ見失うので油断がならない。
よく見ようと明かりに顔を近づけると炎で火傷しそうになるので油断がならない。

1/4位進んだところで、目が慣れてきてだいぶ進みやすくなった。蝋燭1本が結構明るいことに気づく。

岩壁はとがっていたり波打っていたりと奇岩のオンパレード。
写真撮ってみたけど、全く写ってない・・
これはもう、直に目で見るしかない。

所々に窮屈なところがあり、おデブさんは確実にくまのプーさん状態になること請け合い。
最後の難関では持っていたショルダーバッグを前方に押し出し、蝋燭で顔を焼かないようにしながら腹ばいに近い状態でにじり歩く羽目に。
平日昼下がりに洞窟から女二人の「ワアァァ」「キャー」いう声が聞こえてきたに違いない。
途中で落とし物でもした日にゃ、捜索困難必至。

このお手軽さでこんなに楽しめるとは、さすがBBのおすすめ。
川口浩探検隊のような気分が味わえます。
次にくるときは職場で使っているようなヘッドライトを準備してから来よう。

~~~~~~~~~~~
お隣の自衛隊演習場に一抹の興味を引かれながらもお宿へ。

時の栖


アクティビティと温泉付きのリゾート地。
ここをチョイスした理由はセグウェイが体験できるから。
しかし本日は雨上がりで路面が滑りやすいため営業なし。
セグウェイってそんなに微妙な乗り物なのか。そもそも屋内使用を想定してたんだっけ?
そうと解ってれば、キリンディスティラリーの見学に行けばよかった。

明日に期待して予約を入れ、今宵は温泉&ビール三昧とする。
今宵雨が降りませんように・・・

ここは三種類の温泉があり、一つは18歳以上限定という大人のお湯。
さらにここには見晴らしのいい高台の上に木造の露天風呂があり富士山を真っ正面に眺めながら湯につかれるというナイスなお風呂だったが、肝心の富士山は雲に包まれ全く見えず。かろうじて夕日に照らされた稜線がかすかに見える程度。残念。

風呂の後、予約していた地ビールレストランへ。
宿泊客なんだから予約必要か? と思っていたら、部外から一般のお客さんがたくさん来るらしく、ウェイティングが3~4組みあった。

元々ここの施設はハム・ソーセージなどで有名だった肉屋さんが始めたもので、湯と美食とアクティビティのセットが人気となり拡大したそうだ。
400席のダイニングで、地ビールお試しセットを始め、肉料理をこれでもかと頼み、飲んで喰いまくった。
途中でバンドの生演奏なども入り、リクエストに即興で答える技術はすごいの一言。

結局閉店まで粘り、おなかぽんぽこりんで次なるお風呂へ。
こちらは、炭酸泉や死海風呂など各種リラクゼーション湯が取りそろえてあるが、とりあえずは寝湯へ。
ほろ酔いのまま(危)湯に横たわって星空を・・と言いたかったが、やっぱり曇ってて月さえ見えず。

炭酸泉では、浸かってじっとしていると皮膚の上に細かな気泡がうっすらとついてきて、そのうち字が書けるくらいまで厚く付く。
以前、BBと一緒に旅したベルギーのスパ(地名)でも炭酸泉を堪能したことがあるので、そのときの思い出話に花が咲いた。

ロッジに戻って、買い込んだ食材とワインとでアイスランド映画のDVD(PALからNTSCへ必死こいて変換した)を鑑賞したが、私は途中で寝落ち。

最近睡魔に勝てなくなってきたな~。



タグ:洞窟 静岡 温泉

災いの後の生き方 [その他]

昨夜留守中に計画停電があったらしく、∞コメント@しんちゃん映画情報が録画できていなくてorzな週末ですが。

これくらいで凹んではいけない。
ライブ&大奥DVDだって待つさ。
冠番組1時間枠x2という嬉しい話もあるし。

さて、この1週間で身の回りに起こった出来事と感じたこと。

・発生後に関連ニュース一色のテレビを見ていられなくて、思い切って消す。一説によると、見続けることで精神にネガティブな影響が蓄積するので、緊急性のものでない限り距離を置くことも必要なのだそうだ。
 そんな中、通常放送にいち早く戻ったテレ東のありえへんにすごく癒された。

・海外メディアで「暴動起こらない日本人すごい」の評価に嬉しくなったり。(ちょっと胸張りッ)
 なのに、現地で窃盗だの強制わいせつだの発生とかで・・・(凹)

・いつものように週一ペースの買い出しにスーパーへ行ったら・・・これが噂の買い占めか。濃縮カルピスまで買い占められているってどう言うこと?(怒)
 うちは非常食はいつもちゃんとあるし、今回も普通のお買い物。半額になったお総菜も無駄にしないぜ。

・出勤時間帯にまでガススタ行列。とばっちりで遅刻寸前にかけこむ同僚。
 確かに、車社会だから心配だろうけどさ。。。そう慌てなくても、この地でガソリンがすっからかんになるとは思えず。そんな渋滞の中には緊急車両とか公共車両も巻き込まれて大変だったそうだ。

・計画停電に備えて職場の機器をシャットダウンするので仕事がはかどらない。停電予定時間を外したシフト勤務にする案も出てきた。
 電力消費の少ない時間帯だから大丈夫だろうと思うけど、「みんなで節電」のご時世に受け入れられるかどうか・・

・そんな節電モード中の町中。確かに暗いけど、停電じゃなければ、これでやっていけるじゃん。今までが無駄に灯りが使われすぎだったのか。
 人間は暗がりを怖がる生き物だから、出来るだけ明るくしようという心理は判る。でも全てをいつも明るくする事なんて不可能。
 こういうとき、何かの文章で(マンガだったかな?)「灯りを点ければ点けるほど暗闇が濃くなるだけなのに」と言うくだりをいつも思い出す。

・各種イベント・営業の中止や自粛
 一律にではなく、やらないことでエネルギーや物資が被災地のためになるのなら・・しかし、節電となると殆ど該当するからな。

なにはともあれ、いつもと違う生活や活動を殆どの方がしている。事故やトラブルなど起こりませんように。

さてようやく、∞カレンダー開けます。

タグ:地震

我が家の地震ドキュメント [その他]

東北地方とは比較にならないくらいなのだけれど、記録として取っておこうと思う。

11日職場にて
「今週忙しかったね」「仕事終わったら映画見に行くんだ」「明日結婚式に出るので今夜から千葉の実家に行きま~す」と和やかに話していた昼下がり。

「お、地震だ」
我が県は地震の影響を受けたら困る研究施設があるくらい、地震が少ない県ということらしい。
「めずらしい・・かな?」「すぐ止まるだろ」と思っていたら、徐々に強くなり、いつまでも止まらない。
「おいおい、やばいぞ」
後輩が隣の部屋へ走る。こんな横揺れが続いたら、自重のある高価な機械が転落しかねないので押さえに行ったのだ。
私も別室の機械を押さえに走る。引き戸式のガラス扉が一箇所だけあるが、ガタガタと激しい音を立てる。建物もミシミシ言っている。引出しがいくつか開き、カート式の机が少しずつずれていく。
1分ほど続いたか。ようやく収まって、棚から落ちたものなどを戻して皆と全室を確認していたら、すぐに次の地震(後から知ったが余震ではない)。なかなかの大きさだったので再度機械のガードに走る。私を含め千葉・茨城住まい経験者が結構いたためか(かの地は震度2~3はざら)、去年新築した際に地震対策をいくつかしておいたおかげで目立った被害はなかった。別棟の方は築年数が結構あるため壁付け戸棚が外れたようだ。

その後も10~30分置きに余震が来る。職場待機がかかり、事務仕事に手を付けるがゆらゆらと揺れるなかで細かい字を見ていると酔ってくる。
合間に、実家と妹に連絡を取るが電話は繋がらず。メールで「無事なら知らせて」と送る。

夕方になって妹からメール。「電車動かず。実家と連絡取れず。」

夜になってようやく母と電話が繋がる。妹の息子が学校が終わった後、友だちと遊びに行って行方不明になり、今探し回っているところだとか。あいつ~、来年のお年玉は無しだ。
妹は動き始めたバスに乗って職場から駅に向かっているとのこと。
マルコさんからの帰宅困難者支援情報を一応送っておく。
(マルコさん、ありがとうございました)

職場待機が自宅待機に変更になり、おそるおそる家路につく。
真っ暗な玄関で倒れていたスタンドにいきなり行く手を阻まれて暗惨たる気分になったが、中は思ったほど乱れていなかった。数ヶ所で荷崩れしている程度。うちはものが多すぎてぎゅう詰めだったせいか。それとも、横に長いアパートに対して垂直に家具を配置してあるせいか。

∞のカレンダーが届いたが、とても開ける気分ではない。(今も開けていない)

繰り返される余震は、間隔が狭すぎて地震速報が間に合っていない。

実家と再度連絡をとる。
甥っ子は学校の体育館でようやく確保。
さらに、妹は職場からバスで駅に向かい、そこから歩いて茨城まで帰っているところだとか。やめてくれ~。
父は心配で眠れないと言っていた。車で迎えに行きたくても、幹線道路は大渋滞で身動きがとれない。
水道は井戸水なので問題ないが、ガスが止まっているとのこと。
我が家もガスが止まっていたが、メーターの地震検知機能で緊急停止していただけだったので、すぐに解除できた。実家の方にもそう伝える。

つうさんから陣中見舞いメールをいただく。
(つうさん、ありがとうございました)
大阪ではあまり揺れなかったとのこと。

福井の友人から電話。
共通の知人が東北にいるので、今後のことなどを話し合う。現地への電話は全く繋がらないそうだ。
「死者は・・1000人越えだろうね・・」と言っていたが、後に大甘な予測であったことが判明する。

実家からの連絡を待ちつつ、ゆらゆらし続ける中で起きていると気分が悪くなってくるので、横になってうつらうつらしていたら、早朝にまたデカイ地震が来て飛び起きる。

12日朝。
本日も自宅待機。
オケも今日は練習中止。正直それどころではない。

実家と連絡を取ると妹は無事に深夜に帰宅していた。
(着いたときに連絡よこしてほしかったよ、我が妹よ)
職場から乗ったバスは大渋滞で進まず、トイレに行きたくなって途中下車。公衆電話で実家に連絡を入れた後、6時間歩いたそうだ。
そのころには下りはだいぶ空いてきたので、駅に戻るタクシーをうまいこと捕まえて乗って帰ってきたとか。

午後になって何故か断水。午前中は使えたのに・・と不思議に思いつつ業者さんに見てもらうと受水槽の弁が地震のせいか外れていて、受水槽の水を使いきっても補充されなかったようだ。無事直り、マジ断水じゃなくて少しホッとする。

そして今、余震は止まらず。
テレビに映される現地の惨状を見ていられない・・・

でも、必ず復旧できると信じています。
日本はそれが出来る国だから。

最後に、行方不明の方々の無事と、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
タグ:地震

七瀬ふたたび [その他]

映画を見てきました。

その昔、筒井康隆の原作を読んだのが邦人SFの最初だったと思う。
家族八景はSFとはいえないかもしれないけど、同じ主人公で全く状況の違う三部作が成立しているのに子供心に驚愕した記憶がある。
(そのあと読んだ「日本列島以外全部沈没」や「農協月へ行く」には別の意味でたまげたけど。)

これまで映像化されてきた七瀬は、確かに今作と比べると見劣りするかも。何せ幼すぎる感じが。
芦名星さんは、はまり役だと思う。

原作を読んでない人にも配慮されているが、これは原作ファンにはたまらないだろう。流れが結構脚色されてるとはいえ。
タイトルにふさわしい内容だと思う。

さてさて、大奥の2回目を見て鶴岡を捜さなきゃならないのに、これから見たいものがいっぱい。
見たい順に、
 ハリー・ポッターと死の秘宝
   (めざせパーフェクト)
 武士の家計簿
   (堺さーん)
 相棒 劇場版Ⅱ
   (右京さーん)
 Gamer
   (ジェラルド・バトラーはオペラ座の怪人で好きになったなぁ)
 ディブレーカー
   (設定がおもしろそうが、どうだろう・・)
 宇宙戦艦ヤマト
   (とりあえず押さえておく感じ?)
 

タグ:映画

中島みゆきライブ [その他]

∞の石川コンと同じ日に行ってきました。
大学時代の友人がつきあってくれて、みゆきさんの生歌声を堪能してきました。

やっぱりいつ聞いてもいいわー。
圧倒的な迫力と説得力。
バックバンドやコーラスもステージ生演奏で息ぴったりで(プロだから当たり前だけど)、ずっと引き込まれっぱなし。極上のライブでした。
セトリには昔懐かしの曲が結構あって、うるうるしました。

本人曰く「歌とは別世界」というトークが秀逸で、毎回楽しみ。DJ復活希望。

去年も書いたけど、是非∞に楽曲提供を。彼らなら歌いこなせます。

おまけ:着席後の待ち時間で友人とのおしゃべりにて。
友「同じマンションの住人の人が歌舞伎座かどこかで舞台関係の仕事をしててね。」
私「うんうん。」
友「新橋演舞場で関ジャニと一緒に仕事したこともあるんだって」
私「(!!!!!)
  (平静を装って)ふーん、そうなんだ。」
友「なんかダメ出し食らって、帰りが遅くなることがよくあるみたい」
私「新橋演舞場ねぇ・・・(使ったことあったっけ?)」
友「・・・今度詳しく聞いておくよ・・・?」
私「あ、いやいや・・・(タッキーじゃなかったっけ?)」

いきなり何の前触れもなく、彼女の口から関ジャニのこと
が出てきたので、びっくりしました。
あー、おどろいた。
しかし、本人曰く「松潤て誰のことかわからなかった」という疎さでも関ジャニは知ってるんだーと、ちょっと嬉しかったりして。

出張最終日 [その他]

最後の脳味噌振り絞ってお勉強。
夕べもそうだったが、昼までのはずが延長され、低血糖でくらくらした。

無事終了し、帰る前にちょいと寄り道。
全国ニュースにもなった三島の噛みつきザルが無事(?)「らっきー」君と命名され、駅近くの国天然記念物庭園併設の動物園にいるそうなので見に行く。

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おとなしー。
周りは子供連れでいっぱい。
みんな「らっきー。こっちむいてー」と言って、なかなかの人気者。
あるお母さんは子供に「あのおさるさんは悪いことをしたからここに入れられてるのよ」とリアルな説明をしていた。

会社にも連絡を入れて、お仕事終了。
帰りがけに電気店にて、pomera新型と単眼鏡を物色してみる。
pomera新型は、畳んだときの厚みがやや大きくなることが判明。ほかのサイズは現行機と同じなのだが、鞄に入れたときにかさばり感がでてくる可能性あり。あーどーしよー。
単眼鏡・・・・軽いが故に手ぶれによる影響がハンパなくでかい。とりあえず、7x21サイズで像全体にピントが合い、レンズ明るめのものを第一候補にしておく。自宅の双眼鏡と比べてみて、買う気になったらアマゾンだ。
すぐそばの双眼鏡コーナーで、店員さんと深刻に相談するおばちゃん集団。
「明日ドームで使うのよー。一番良いのどれかしらー。」
あーなるほどね。うんうん、気持ちはよくわかる。がんばって良いの見つけてねー。

帰りの電車では、件のライブ帰りとおぼしきお嬢ちゃん達がみんなニコニコ。いいないいな。

しかし、「水分絶ち・炭水化物絶ち」ダイエットを実行していたのに、この四日間で元の木阿弥だー(泣)。
タグ: ライブ

出張2日目 [その他]

学会は順調に消化。
昼休みにすぐ近くの三嶋大社へ。
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七五三できれいに飾られたお子ちゃま達が参拝中。

お宮さんに来たら、必ず私がすること。
それはおみくじ。
ここは無造作に入れられている箱からつかみとるタイプ。
そして引いたのがこれ。
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八八だよ。∞∞だよ。ふふふ。
運勢は「吉」だったけど。
これはお守りにしようっと。

学会はスケジュールが延びて終わったのが夜の七時半。
あわてて晩飯どころを探す。
ここはひとつ豪勢にウナギだ。

LO直前に駆け込む。結構お客がいて、まだその卓上に鰻がない状態。
うなぎを2枚にするか、3枚にするか聞かれて、思い切って3枚に。

案の定結構待たされたけど、さすが江戸時代創業の地元の名店。
あーおいしかった。

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